筋膜 解剖学③ 筋膜単位
こんばんは。
2日も空いてしまった。。反省
筋膜単位について!
正直難しくて今日は解剖学の部分だけど、生理学とか頭に入ってこない部分多い。
基本的な生理学やり直さないと。。
目次
○筋膜単位とは
特定の方向に身体分節を動かすときの一群の運動単位とこれらの力または方向に関係する筋膜からなる。
運動方向を同期させる協調中心(center of cordination;cc)
関節運動を知覚する認知中心(center of perception;cp)
これらが各筋膜単位の中に存在し、筋紡錘と関係し各運動方向についての情報を様々な関節受容器に提供する
○筋膜単位の構造
・単関節筋線維と二関節筋線維
筋膜単位は84か所存在し、例えば、上腕二頭筋と上腕筋、上腕三頭筋長頭と内側頭・外側頭のように2本の主要なベクトルが存在する。その間に小さな筋繊維があり、このベクトルの増加により、身体分節の緻密な調整を可能にしている。
⇒筋周膜と筋外膜とともに筋内膜が連続していることが起因している。
・筋内膜、筋周膜、筋外膜
前記事参照
1本の筋繊維を囲んでいる筋内膜から筋外膜への連続性は、深層からより多くの浅層へと、筋紡錘収縮の伝播を可能にしている。
同様にこの筋膜の連続性は、浅層から筋紡錘へと、筋膜の受動的な伸張の伝播も可能にする。
この伸張が全身に及ばないことが重要で、特定の協調中心による協調が必要である
筋膜の伸張が、特定の点に収束するためには
・筋外膜の一部は筋繊維の上をすべることが可能である
・伸長が一点で収束するように、筋膜のほかの部分は骨に付着する
・筋膜のほかの部分は、他の筋膜単位に連続しないように、骨上に付着している
これの要件が必須となる
○筋膜単位の用語
各筋膜単位の名前は、運動方向のイニシャルと、その際に動く身体部分のイニシャルから構成される。
例)足(foot=pes=pe)の前方への運動(足部背屈=前方運動=antemotion)⇒足趾-前方(an-pe)
表1 運動の空間平面と使用される用語
矢状面 | 前額面 | 水平面 | |||
前方 | AN | 内方 | ME | 内旋 | IR |
後方 | RE | 外方 | LA | 外旋 | ER |
表2 身体部位の名称
SC | 肩甲骨Scapula | CP | 頭部Caput |
HU | 上腕Humerus | CL | 頚部Collum |
CU | 肘Cubitus | TH | 胸郭Thorax |
CA | 手根Carpus | LU | 腰部Lumbi |
DI | 手指Digiti | PV | 骨盤Pelvis |
PO | 母指Pollex | CX | 股Coxa |
GE | 膝Genu | ||
TA | 距骨Talus | ||
PE | 足趾Pes |
これらの使用により、配列の連続性や部位が明瞭になる
○動筋(アゴニスト)と拮抗筋(アンタゴニスト)
あらゆる方向へ運動をしようとする筋膜単位とは反対方向の筋かう単位が存在する。
動筋の筋膜単位が収縮すると、拮抗筋の筋膜単位は元の肢位に戻すために、能動的に収縮しなければならない。
単関節筋と二関節筋の関係
単関節筋:身体分節を安定させる
二関節筋:下位分節に対して上位分節の位置を調整する
といった役割を担う
以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。